最終更新 2024.3.30
アニメーションというと、 あらかじめ順番を設定しておき、 クリックすると順番に動作する という使い方しか知らない人が多いと思います。それ以外に 以下の使い方があります。 図形をクリックすると、その図形がアニメーションの動作をする キーワードを隠しておき(前面に塗りつぶし図形を配置)、 クリックすると前面の図形をクリアすることで、 付箋を剥がすような効果が得られます。 付箋をはがす場所の順番を、その場で決めたいときに 有効です。 ただしこの方法には一つ欠点があります。 スライドショー中に、ペンや蛍光ペンを使用すると、 クリックによってアニメーションを動作させることができません。 いったん、ペンや蛍光ペンを解除する必要があります。 通常のアニメーションなら、カーソル移動キーやマウスのスクロール ボタンで、アニメーションを動作させることができます。 適材適所で使い分けると良いと思います。
「アニメーション」→「アニメーションの詳細設定:アニメーション ウィンドウ」 でアニメーション設定用の作業領域が右端に現れる。 設定したい図形を選択し、「アニメーションの詳細設定:アニメーションの追加」 既に設定したアニメーションを変更するときは左隣の「アニメーション」 図形をクリックしたときに、その図形が消滅するアニメーション は以下のように設定する。付箋を剥がすような効果が得られる。 1.「アニメーションの追加」で「クリア」を設定する 2. アニメーションウィンドウのその図形の上にマウスカーソルを合わせ、 図形の番号を覚える 3.「開始のタイミング」→「クリック時」 で 2. で覚えた図形を指定 2 個目以降は、図形をコピペすることで、 アニメーション設定済の図形が得られる。 図形の上にマウスカーソルを移動させると、矢印マークから 手のひらマークに変化する。 クリックすると出現するアニメーションは実現できない。 設定しても、その図形の上にマウスカーソルを持って行ったときに 手のひらマークに変化しない。ゆえに、その図形をクリックできない。 (注意) 1 つめのアニメーションの設定は「アニメーション」からでも可能。 1 つの図形に複数のアニメーションを設定するとき、 2 つめ以降は「アニメーションの詳細設定:アニメーションの追加」で行う。 「アニメーション」から選択すると、既に設定したアニメーションを変更する。
1. 開始・・・図形がアニメーションを伴って出現する 2. 強調・・・既に存在する図形が変化する 3. 消滅・・・既に存在する図形がアニメーションを伴って消滅する 4. 軌跡・・・既に存在する図形が指定した軌跡に沿って移動する。
◆ 最も単純なタイプ - アピール 突然出現する ◆ 移動して目的の位置に止まるタイプ - スライドイン 枠外から直線的に移動して目的位置で止まる - バウンド 枠外からやってきて何回かバウンドして止まる ◆ 図形を隠しているものが移動するタイプ - スプリット ワイプが 2 枚の紙で行われたような効果 - ワイプ 図形を隠していた紙が上下左右に移動して図形が出現する - 図形 図形を隠していた円が小さくなる - ホイール 1/n 円の扇形が回転するように小さくなる - ランダムストライプ ブラインドが開くような効果 ◆ 図形自体が変形して目的の形になるタイプ - フェード だんだんと濃くなってゆく - ズーム 次第に拡大(縮小)していって目的の形になる - ターン 図形を板と考えたとき、板が回転する ◆ 複合型 - グローとターン フェード + 回転 - フロートイン フェード + スライドイン
◆ 図形の変化(形状) - パルス 点滅する - カラーパルス 消滅するときの色を指定可能 - 拡大/収縮 拡大/収縮する - スピン 1 回転する - シーソー 左右に 10 度程度の回転を 3 回程繰り返す ◆ 図形の変化(色) - 線の色 - 塗りつぶしの色 - 薄く 色が灰色になり元に戻る - 暗く, 明るく 色が黒(白)に近づき、元に戻る - 透過性, 補色 ◆ 文字の変化 - ブラシの色 図形の色が突然変わり、文字が 1 文字ずつ消えてゆく - フォントの色 - 下線 - ボールドフラッシュ - 太字表示 - ウェーブ 図形が揺れた後、 左端の文字から右端の文字へ向かって 1 文字ずつ 「上に移動して元の位置に戻る」という動作を連続して行う。
「開始」のアニメーションとメニューはほぼ同じ 「アピール」に対応するのは「クリア」
2 つのタイプがある (1) 軌跡に沿って移動して元の場所に戻ってくる (2) 始点と終点がある 「右クリック」→「頂点の編集」で軌跡は自由に変形することが出来る。 「閉じたパス」か「開いたパス」を選択することで、タイプ (1)(2) 間の変更も可能。 「軌跡を描く」→「フリーフォーム」は自分が描いた折れ線に沿って動く。制 御点を操作すれば曲線に変更可能。 「効果のオプション」→「タイミング:開始」を「直前の動作と同時」に設定し、 「強調」のアニメーションと同時に行うことにより、 軌跡上を移動しながら色が変化する動作も可能。
1. 音声ファイルをスライドに貼り付ける 「挿入」→「メディア:オーディオ」で wav ファイルを画面に貼り付ける。 2. 再生するタイミングを設定する 「アニメーション」→「アニメーションの詳細設定:アニメーションの追加」