PowerPoint 2013 の使い方 色の選び方

最終更新  2014.7.16


◆◆ 色とは ◆◆

光の三原色:RGB(赤, 緑, 青)

R, G, B の値で色を表す:各色 256 段階  256 * 256 * 256 = 1700 万色

三原色で全ての色を表せる理由:
 人間の網膜には「赤い光を感じる細胞」「緑の光を感じる細胞」「青い光を感じる細胞」
 の 3 種類がある。

 網膜の 3 種類の神経細胞からの出力が同一なら、人間は
 「黄色の波長の単色光」と「赤の波長の単色光 + 緑の波長の単色光」の
 区別がつかない。

 ゆえに R, G, B の光を合成することで人間が感じる全ての色を表せる。

◆◆ 色の表現 ◆◆

RGB での表現

  R=0  , G=0  , B=0     黒
  R=255, G=255, B=255   白
  R=255, G=255, B=0     黄
  R=0  , G=255, B=255   シアン(明るい水色)
  R=255, G=0  , B=255   マゼンタ(明るい紫)

  R=G=B     灰色

HSL (明るさ, 色あい, 鮮やかさ)

 明るさ、色合いは次節で説明

  鮮やかさとは?
   鮮やかな色:RGB のうち 1 つが 0, 1 つが 255, 残りは何でもよい
  鮮やかでない色:R=G=B (灰色)

◆◆ MS-Office の色選択の画面 ◆◆



HSL で表す 3 次元空間の 1 点を指定する。

左側の 2 次元平面は「横軸:色合い  縦軸:鮮やかさ」
右側の 1 次元バーは「明るさ」

色合い :赤--黄--緑--水色--青--紫--赤
鮮やかさ:灰色------------- 鮮やかな色
明るさ :黒---2次元平面での指定色--白



RGB 値をグラフ化すると以下の通り。



クリックして選ぶ画面における「明るさ」「色合い」「鮮やかさ」は
以下の通り。

「赤」「緑」「青」の原色 (明るさ 128) の位置がどこにあるか注意!




◆◆ 色合成の考え方 ◆◆

通常は鮮やかさは 255 にし、明るさと色合いを設定すればよい。

下記の色を作ってみよう

茶色  :オレンジ色の明るさを下げる
肌色  :オレンジ色の明るさを上げる
黄土色 :黄色の明るさを下げる
ピンク :紫色の明るさを上げる
濃い緑色:緑色の明るさを下げる

◆◆ グラデーションの設定法 ◆◆

左端が 0%,  中央が 50%,  右端が 100%

例えば

 分岐点1  0%    赤
 分岐点2  100%  青

なら左端が赤、右端が青、その間は補間する。

 分岐点1  0%    赤
 分岐点2  50%   青
 分岐点3  100%  緑

なら左端が赤、中央が青、右端が緑でその間は補間する。