2007.6.25 初版
2007.6.25 最終改訂
Borland C++Compiler(フリー)と CPad という C の学習環境 を組み合わせることにより、C 言語の学習環境を無料で構築することが 出来る。CPad はシェアウェアであるが、送金義務はなく、アカデミックな利用 は無償であると書かれている。
以下の 2 つのファイルを入手する。
BCC は http://www.codegear.com/jp/downloads/free/cppbuilder からダウンロードできる。「Borland C++Compiler」のリンク先が freecommandtools2.exe となっているので、クリックして「ディスクにセーブ」を 選ぶ。
CPad は http://hp.vector.co.jp/authors/VA017148/pages/cpad.html へ行けばダウンロードできる。CPad for Borland C++Compiler の 「ダウンロード」をクリックして bcpad231.lzh ファイルをダウンロードする。
bcpad231.lzh は lzh 形式で圧縮されているので、解凍するために 解凍用ツールが必要である。 解凍用ツールとして私は eo を愛用している。 eo は http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se117996.html から ダウンロードできる。eo152.exe をダウンロードする。
freecommandlinetools2.exe をダブルクリックすると、 c:\Borland\bcc55 以下にインストールされる。 readme.txt によると、使うためには
の 3 つの作業が必要であると書いてある。
しかし、bcpad を使う場合は、これらの設定は不要である。
以上の操作により、bcpad231.lzh をダブルクリックすると 自動的に解凍が行われるようになる。
bcpad.lzh をダブルクリックすると、解凍先を 聞いてくるので、好きなディレクトリを指定する。
例えば「マイドキュメント」を指定すると、「マイドキュメント」 以下に bcpad231 というフォルダが作成され、その中に一連のファイルが 展開される。
インストールが終わると、bcpad がインストールされた ディレクトリが開くので、「bcpad.exe をシングルクリック」 →「右クリック」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを 作成)」でデスクトップに bcpad のショートカットを作成 しておくとよい。
bcpad.exe あるいはそのショートカットをダブルクリック すると bcpad が起動する。
初回の起動時に「コンパイラのパス」と「標準のデータ保存 フォルダ」を指定する。
コンパイラは「参照」ボタンをクリックして 「c:\borland\bcc55\bin\bcc32.exe」を指定する。
「設定ファイル "bcc32.cfg" と "ilink32.cfg" の自動設定を 始めます。よろしいですか?」と聞いてくるので、「はい(Y)」 を押す。
標準のデータ保存フォルダはどこでも良いが、例えば、 「My Documents\C」に指定する。
以上で、C 言語プログラムの作成環境が完成する。
デフォルトの表示ではフォントが小さくて見づらいので、 「表示」→「フォント」でサイズを 12 ポイント程度に することを推奨する。
プログラムを作成したなら、左から 3 番目のアイコン (フロッピーディスク)をクリックしてファイルとして セーブする。
実行は左から 5 番目のアイコン(右向きの三角形)を クリックする。
プログラムを実行すると、コンソールが開き、 実行結果を表示する。プログラムの実行が 終了すると -- Press any key to exit と表示 されるので、c 以外のキーを押すとコンソール ウィンドウが閉じる。
c を押すと、コンソールは開いたままになる。 「exit」と打つと、コンソールウィンドウは閉じる。
コンパイル時にエラーが出たときは、下の「メッセージ」 のウィンドウにエラーの内容が表示される。 「メッセージ」ウィンドウの縦幅は大きくしておくと 良い。
エラーの行をダブルクリックすると、カーソルがエラーの 行に移動する。
アンインストールするときは c:\Borland 以下を削除するだけで良い。
アンインストールするときは eo.exe を起動し、「クリア」タグの「設定情報を削除」を 実行した後、再起動し、C:\Program Files\eo フォルダを削除する。
アンインストールするときは bcpad231 フォルダを削除するだけでよい。