初版 2010.2.2 最終改訂 2024.11.28
PowerPoint を使って 1, 2 枚程度のパンフレットを 作成するためのノウハウを紹介します。
「デザイン」→「ユーザー設定:スライドのサイズ」で スライドのサイズとして「A4 (29.7 cm x 21.0 cm) 」を選択する。
プリンタの印刷不可能領域 (上下左右 5〜7 mm) があるので、 使える領域はデフォルトで 27.517 cm x 19.05 cm に設定される。 29.7 cm x 21.0 cm に設定し直して、ガイドで印刷不可能領域を 示してもよい。
まだ、図形は 1 個も書いてないので、 「最大化」「サイズに合わせて調整」はどちらでもかまわない。
基本的には、これは望ましくない。 PowerPoint で既存のスライドに対して、 スライドのサイズを変更した場合、 図形オブジェクトは以下のように拡大縮小される。
元のサイズが a × b, 拡大後のサイズが c × d のとき、 図形は「横は c/a 倍、縦は d/b 倍」になる。 その結果、正方形が長方形になってしまう。
テキストボックスの中のフォントサイズも拡大率に応じて変化する。
フォントのサイズは 1 pt 単位でしか設定できないため、 この拡大縮小によってレイアウトが崩れることがある。
PowerPoint でレイアウト作業をするときは、「表示」→ 「表示:ガイド」にチェックを入れてガイドを表示し、 「表示」の右下の▼を押し、 「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」にチェックを入れる。 ガイドを表示すると、ガイドに吸いつくように図形が移動する。
ガイドの本数を増やすには、ctrl キーを押しながらガイドを移動させる。
ガイドやグリッドへの図形の吸いつきを防ぐには、 alt キーを押しながら図形を移動させる。
ガイドの位置を 6.06 のような中途半端な位置に設定したい場合は alt キーを押しながらガイドを移動させる。
「ファイル」→「印刷」で「フルページサイズのスライド 1スライド/ページで印刷」の▼を押し、 「用紙にあわせて拡大/縮小」にチェックを外す。 これを怠ると、微妙に拡大されてしまう。
「ファイル」→「印刷」を選び、 「ページサイズ処理」を「カスタム倍率 100 %」に 設定する。