初版 2001.6.27
最終修正 2009.4.30
論文を投稿して条件つき採録で戻ってきた場合、改訂原稿においては、 修正部分にアンダーラインを引いて提出する必要があります。 また、教科書を書く場合、アンダーラインを引きたい場合があります。
LaTeX にはアンダーラインを引くための \underline 命令があります。 しかし、この命令は改行をしないので、一つの単語だけにアンダーラインを 引く場合は使えるのですが、行をまたいでのアンダーラインを 引くことが出来ません。
改行を含むアンダーラインを引くスタイルファイルとして、jumoline.sty と ulem.sty が 有力なようです。ulem.sty は 2 段組みには使えないので、私は、 論文の再提出には jumoline.sty 、教科書などの執筆には ulem.sty を 少し改造した y-ulem.sty を使っています。
y-ulem.sty と jumoline.sty の 特徴と使い方を以下に示します。
実線 \setlength{\ulinedepth}{5pt} \uline{あああ}
二重線 \setlength{\uulinedepth}{1ex} \uuline{あああ}
三重線 \setlength{\uuulinedepth}{1ex} \uuuline{あああ}
波線 \setlength{\uwavedepth}{3.5pt} \uwave{あああ}
破線 \ydash{0.04em} \setlength{\ulinedepth} \udashedline{あああ}
二重破線 \ydash{0.04em} \setlength{\uulinedepth} \uudashedline{あああ}
三重破線 \ydash{0.04em} \setlength{\uuulinedepth} \uuudashedline{あああ}
実線 \setlength{\UnderlineDepth}{5pt} \Underline{あああ}
jumoline.sty では以下の性質があるので、アンダーラインを除去すると レイアウトが変わる可能性があります。